私は現在宮城県仙台市に移住していますが、2002年2月まで、人口約9万人の城下町山形県米沢市で、親子2代に渡り同族の中小企業を経営していました。経営者とはいっても父親が創業者である為、私は世襲で社長を承継した、いわゆる二代目経営者でした。その弱小中小企業の経営者であった私は、M&Aという手法で第3者に自社の経営を任せ、私は別会社を創業したのです。49才の時でした。現況は、M&Aで明るい老後の第2人生を迎えていますが、20年前は悩みぬきました。「売却して会社はどうなるのか」「社員は退職に追い込まれないだろうか」「社員はどのように私を見るだろうか」「「地域内でどのように思われるだろうか」「家計や暮らしはどうなるであろうか」「果たして売却が成立するのであろうか」「売却後自分はどのような人生を歩めばいいのだろうか」・・・連日悩み続けました。しかも、16%の自社株保有状況であったにもかかわらず、創業者存命中に売却で生き残ることを決断し、後継者であった私が第3者に売却したのです。売却決断時から20年後の現在を「語り部M&A」として発信しています。本プログもその一環です。
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