ワールドベースボールクラシック(WBC)は日本チームが世界一になり、大谷選手、ダルビッシュ選手が脚光を浴びた一方で、松坂大輔さんが準決勝で始球式を行っていましたので、彼の仲介人とM&Aの仲介人に焦点を充ててみたいと思います。 2007年、米大リーグレッドソックスへの入団が決まった元西武ライオンズの... 続きをみる
経営のブログ記事
経営(ムラゴンブログ全体)-
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前編からの続きです。 売却の本契約が終了すれば、譲渡側企業社員へのM&A発表が控えています。M&Aは秘密保持で始まり、秘密保持で終了するため、会社売却による経営者交替は突然社員に発表されることになるのです。 社員への発表は、契約締結から十日後の朝礼時と決まりました。社員発表には、仲介アドバイザー側... 続きをみる
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二〇〇二年年二月二十六日、私のM&Aは正式な本契約である「株式譲渡契約」を締結するに至りました。本契約の締結は京都に本社がある譲り受け側企業において予定されていましたので、私は前日から京都に宿泊することにしました。宿泊先は譲り受け側企業の配慮で、一流ホテルに私たち二人分の予約がされていました。 本... 続きをみる
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M&Aの中で、買収側が売却側企業に対し財務や事業状況を等の調査を行うデュデリジェンスという過程があります。「買収監査」です。 デュデリジェンス前の基本合意契約までは、私の提供している経営資料が正しいものとして交渉が進められ、譲渡額の合意まで行います。買収側の企業にとっては、私の提出している資料がほ... 続きをみる
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私が売却した会社の経営権と代表権を説明しましょう。 売却時の役員は、創業者である父が代表取締役会長、後継者の私が代表取締役社長、取締役に母と妻という、典型的な同族中小企業の役員構成でした。 私が売却した同族企業の役員構成を知り、みなさんはどのように思うでしょうか。 社長は私でしたが、代表権が父と私... 続きをみる
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前編からの続きです。 私の会社は、偶然にも同業者へ譲渡することができました。同業者であれば、私の会社は経営者と組織が変わるだけです。これならば、従来どおり同業界間の営業競争を続けるだけで、他の業界からの影響は回避されます。 私の行動は、M&Aには似つかわしくなかったかもしれませんが、「自分さえよけ... 続きをみる
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前編からの続きです。 M&A仲介アドバイザーは、私の代理人として買収側企業に事前説明を行いますが、M&A実務のプロである仲介アドバイザーは決算書の数字と概要の把握はできても、売却側の経営の詳細については経営者以上には知りえません。 さまざまな経営上の事例や実績を加えながら、買収側に納得してもらえる... 続きをみる
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売却しようとする企業のことを冷静に分析すれば、売却するからにはなんらかの問題を抱えているはずです。中小企業がM&Aを行う理由の大半は、後継者不在ということに起因するといわれています。 後継者不在という理由での企業売却は、その言葉の響きからは、会社の業績や体質にはまったく問題がないM&Aとしてとらえ... 続きをみる
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前編からの続きです。 前編で3つの戦略を説明しましたので、残るは多角化戦略です。 多角化の選択には2つの道があります。既存事業の一部門として多角化を進めるか、別会社で多角化(第2創業)を行うかという選択です。さらに、別会社の設立は、既存会社が出資する別会社か、後継者が個人で出資する別会社か、という... 続きをみる
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消費生活用製品安全法という法律があります。 事業者は「製品欠陥の有無に関わらず、重大事故の発生を知った日から起算して十日以内に監督官庁に報告しなければならないというものです。 意図的に隠した場合は制裁が待ち受けています。意図的に経営者が隠そうとしても、いつかは内部告発で大問題になってしまうご時世で... 続きをみる
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昨今のM&Aは、中小企業の事業承継の手法のひとつとして認識され、自社を売却するのにも抵抗感が薄れてきたようです。 しかし、売却を決断しようとする経営者の深層心理は、風評被害を懸念するのではないでしょうか。 売却当時の私の心の中は「社員はどのように私を見るだろうか」「「地域内でどのように思われるだろ... 続きをみる
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放漫経営で赤字会社。 経営上では問題のある会社ですよね。しかし、赤字の中身を精査してみたら、社長の役員報酬が極端に高く、赤字になっていたらどうでしょう。 例えば、中小企業でここ数年、年間1、000万円の赤字会社。数字だけで判断すれば、魅力のない会社かもしれません。 でも極端な話ですが、 社長の役員... 続きをみる
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一方、私の結婚のように、身体的条件が悪く、当時の薄給では食べるのがやっとのあり様でも、結婚まで辿りつけるケースがあります。私が結婚できた理由は何だったのでしょうか。今でも明らかにされていません。 中小企業のM&Aにおいても同様のことが言えます。 自社の強みを精査してみることです。 一つの例としてで... 続きをみる
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その1から続きます。 会社に体力をつけるには、多額の経常利益を計上できる経営姿勢に変換しなければなりません。内部留保資金がなければ、いつまでたっても、銀行融資に頼る経営から脱皮できません。 このような考えをもつ一方、後継者である私の役員報酬が低くおさえられている現実。私の役員報酬が潤沢でない分、税... 続きをみる
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過去を振り返ると、事業承継における様々ないばらの道を通ってきましたが、嬉しいこともありました。地元税務署からの表彰です。 私がM&Aで売却した会社は、M&A売却の二年前に法人税の優良申告法人として地元の税務署から「表敬状」を頂戴しました。三度目の表彰です。売却前の法人税の申告では、三千五百万円の経... 続きをみる
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私のM&決断は多くの人々を幸せにした戦略でしたが、決断前には経営上の恥部がありました。 大手企業と違い中小企業は、様々な「ずさん」な面が多々あります。給与体系であったり、就業規則の不履行の問題であったり、職場環境であったりと、「成長期」の企業は様々な問題を抱えています。 オーナー経営者から社長の座... 続きをみる
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その3からの続きです。 本来、M&Aに人情など必要ないのかもしれません。とくに、大手企業を対象にするM&Aの専門会社の場合はビジネスライクの傾向が強いようです。しかしながら、大手企業のM&Aと中小企業のそれには、経営者の感情の有り様に違いがあるということを知っていただきたいのです。 中小企業のM&... 続きをみる
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その2からの続きです。 ところで、私のM&Aには〝偶然〟がありました。と昨日投稿しましたが、次の様な偶然でした。 相談した地方銀行から紹介されたM&Aの専門会社が、私が独自に見つけたM&Aの専門会社と同じだったのです。偶然とは『中小企業M&Aの時代が来た!』の著者、日本M&Aセンター代表の分林保弘... 続きをみる
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M&Aの知識もなく、経験の浅い素人の業者がM&Aビジネスに介入し、M&A詐欺が発生しているケースが見受けられます、 M&Aが手軽になり、多数のM&A仲介サイトでマッチングが完結するサービスも出現し、売主と買主とM&A業者の人間関係が希薄になり、M&A詐欺師を見分けることができず、詐欺行為を未然に防... 続きをみる