人生100年時代のM&A物語

49才の時父親が創業した会社を、父親在命中にM&Aで売却。その後、売却益で第2創業。売却決断実践から20年の経営者人生を綴ります。

2023年5月のブログ記事

  • 売却担当者は社長一人です。

    同族中小企業の売却は社長が一人で担当しなければなりません。 仲介会社との基本合意契約書の中には「秘密保持」という内容が明記されます。秘密保持とは誰にも売却を口外してはいけませんよ・・・ということです。売却が成約となるまで続きます。 売却を決め行動がはじまったならば、社内外の誰にも相談できません。企... 続きをみる

  • 継ぎたくない後継者・継がせたくない経営者

    後継者が存在せず、自社の出口がわからずに毎日を送っている中小企業経営者が多数存在します。 同族企業の事業承継をとらえた場合、先代社長から後継者にバトンタッチする時期の商品や、ビジネスモデルが十年経過しているならば、事業承継した商品やビジネスモデルだけでの事業継続は不可能・・・。私は2002年(当時... 続きをみる

  • 先の見えない経営の売却タイミング

    終身雇用制度が既に崩壊し企業は社員の終身雇用を保証しない時代になりました。企業が終身雇用を保証せず、リストラも横行するということであれば、社員も企業に対し忠誠心をもたなくなっているということです。 終身雇用制度時代の中小企業では、会社の体質や経営陣に問題があったとしても、反論せずに忠誠心を装ってい... 続きをみる

  • 譲渡価格の目安を決める企業評価書

    私の手元に「企業評価書」があります。売却時に仲介会社が作成した私の会社の値段です。この企業評価通りの価格で売却ができました。 「企業評価」は会社の値段、つまり譲渡価格の目安を決めるもので、中小企業の場合は、相場のないものに値段をつける行為です。M&Aの仲介会社は、譲渡希望を受けると、初期の段階で譲... 続きをみる