私が売却した会社の経営権と代表権を説明しましょう。 売却時の役員は、創業者である父が代表取締役会長、後継者の私が代表取締役社長、取締役に母と妻という、典型的な同族中小企業の役員構成でした。 私が売却した同族企業の役員構成を知り、みなさんはどのように思うでしょうか。 社長は私でしたが、代表権が父と私... 続きをみる
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売却しようとする企業のことを冷静に分析すれば、売却するからにはなんらかの問題を抱えているはずです。中小企業がM&Aを行う理由の大半は、後継者不在ということに起因するといわれています。 後継者不在という理由での企業売却は、その言葉の響きからは、会社の業績や体質にはまったく問題がないM&Aとしてとらえ... 続きをみる
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前編からの続きです。 前編で3つの戦略を説明しましたので、残るは多角化戦略です。 多角化の選択には2つの道があります。既存事業の一部門として多角化を進めるか、別会社で多角化(第2創業)を行うかという選択です。さらに、別会社の設立は、既存会社が出資する別会社か、後継者が個人で出資する別会社か、という... 続きをみる
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私が会社を売却して20年が経過しています。20年も前に売却した過去の経験をなぜ今頃になって投稿しているのか多くの方々が不思議に思っているかもしれません。20年も前の私の売却経験に対し、若い経営者は興味を持たないかもしれませんね。 当時、中小企業M&Aに理解を示す人は一部でした。しかし、現代では中小... 続きをみる
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後継者として経営を行っていた時、自分への戒めとして戒名を付けたことがあります。 「世襲無挑戦成上居士」と「活過差夢旅新業居士」の二つです。 前者は「せしゅう・むちょうせん・なりあがり・こじ」と読み、後者は「かつかさ・むりょ・しんぎょう・こじ」と読みます。この二つの戒名は、確固たる経営信念を自分に義... 続きをみる